登山している人が一度は登りたいと思うのが奥穂高岳。
登ってきました(・∀・)b
ということでこちらのページでは実際に奥穂高岳登山を経験しての体験談・感想などを書いています。
これから登ってみようと考えている人は一度参考に読んでみてください。
奥穂高岳登山ルートとかかった時間
実際に登ってきたので、実際に登ってみたルートと時間などを書いていきたいと思います。
スタートは"あかんだな駐車場"からバスで上高地へ
今回のスタートはあかんだな駐車場からでした!
あかんだな駐車場の始発が4時50分だったので、それに合わせて車で来ました。
(ちなみにあかんだな駐車場の料金は一日600円)
ここでバスの乗車券を購入しておきます。
往復券の方が安いですが、自分で持っておかないといけないのだけは注意ですね!
バスの料金は2,050円となってます。
上高地
だいたい乗りはじめて40分程度で上高地へ到着します。
ここで準備運動や食事をして、登山口へ向けてスタートします。
ちなみに水はここで給水できるので自分で持っていくのを忘れても容器さえあればなんとかなります。
上高地〜明神:45分
スタートすると木々がたくさんの道に入って、癒され空間に♪
うぐいすが鳴いていたり、かなり自然を感じられます。
少し歩けば着くのが河童橋です。
その後あるき続けておよそ45分程度で、第一のスポット「明神」に到着します。
明神から徳沢:35分
次のポイントが徳沢。
同じペースで歩いて大体35分程度でした。
明神までと違って川沿いの道の時に、木がない場所を歩くので暑いです。。。
とりあえず到着する頃にはまた木が生い茂ったエリアに入ります。
で、徳沢に到着です。
到着した頃には7時が回っていたので、お腹すいたので食事でもと思ってロッジに入ってみたのですが、食事は7時半からとなっていたので食べられず。。。
持ってきていたおにぎりを食べて、過ごしました。
で、次の目的地へ。
徳沢から横尾:45分
次の目的地が奥穂高岳の登山口のある「横尾」。
大体歩いて45分程度で到着しました!
※横尾大橋
横尾で一息
ここまでで休憩合わせて大体3時間程度。
平坦な道とはいえ、朝早くから歩いて疲れているのもあり、少し長めの休憩をとりました。
ちなみにここまでは槍ヶ岳に登山する場合でも通る場所で、ここから横尾大橋を渡って奥穂高岳へ行くルートと、槍ヶ岳へ向かうルートに別れます。
横尾から本谷橋:50分
ここまでは平坦な道でただただ長かったのですが、ここから本格的に奥穂高岳登山の開始です。
まずは最初の休憩スポットである「本谷橋」まで向かいます。
このように看板に登山口であることが書かれています。
登山口に入ると一気に登山っぽくなっていきます。
で歩いていくと途中にあるのがこのスポット。
屏風岩です。
来る途中でも見えているのですが、ここに来てやっと正面に見える位置に。
画像では伝わるかわかりませんが、壮大なスケールで見ているだけで圧倒されます。
こういった景色は富士山ではなく、奥穂高岳などのアルプス系ゆえの景色で個人的には感動でした♪
その後は普通に歩いていきおよそ50分程で次の目的地「本谷橋」へ到着します。
本谷橋
時間的には短かったものの、山道で疲れたのと場所的にかなり綺麗な場所だったので休憩するには良い場所でした!
なによりも綺麗だったのが川の水。
奥穂高岳の山頂から流れる雪解け水で顔を洗ったりするのが最高に気持ちよかったです。
川の綺麗さはこちらの動画を御覧ください。
↓ ↓ ↓
川の水が青い!!
そして、雪解け水で冷たく、暑い天気で汗ばんだ体には最高でした♪
本谷橋から涸沢ヒュッテ:80分
ここから、また道が険しくなっていきます。
斜度のきつくなったりしていて、ここまでの疲れもあり結構ヘビーに感じました。
途中にはこのように雪がまだ残っている部分もあったりして、滑らないように慎重に歩いたりしました。
涸沢ヒュッテ
二泊三日の予定で来ている人がだいたい初日に宿泊するのが涸沢ヒュッテか涸沢ロッジのどちらか。
ということでここまでで約6時間半ほどは歩いたことになります。
本当にお疲れ様という感じです。
ただここに来ると一気に景色がひらけて、最高の景色になります。
こちらを見てください。
↓ ↓ ↓
やっと到着した!という気持ちとともに見るこの景色は本当に最高で、本当にこれてよかったと思えるポイントでした。
やっぱり動画や画像だけでは伝わらないのですが、本当に見てもらいたい景色でした。
本当はここでゆっくりしたいところでしたが、(ちょっとしたけど笑)一泊二日の予定だったので、次を目指さなければ行けません。
ということで次へ向かいました。
涸沢ヒュッテの詳細についてはこちらのページに書いています。
涸沢ヒュッテからザイテングラード:70分
ルート的にはここから2通りに別れていました。
- 涸沢ヒュッテから登っていくルート
- 涸沢ロッジから回っていくルート
基本的に大きな違いは雪渓をトラバースする必要があるかどうか?というところです。
私がいった8月頭ではまだ雪が残っていたため、本当は涸沢ロッジから回っていくルートを選ぶほうが簡単でした。
が、そんなことを知らず普通に上っていくルートを行ってしまいました(;・∀・)
アイゼンがなくても問題なく行けましたが、時期によってはアイゼン無いと厳しい時もあるかもなので、できれば涸沢ロッジから回っていくほうが安心して登れるかと思います。
さすがにこのあたりになってくると、疲労も溜まってきていてかなりしんどくなります。
なんとか70分ほどあるくと、最後の山場ザイテングラードの麓に到着します。
今改めて見るとここからの景色もきれいなのですが、かなり体力を消費していて見る余裕があまりなかったですね笑
ザイテングラードから奥穂高山荘:50分
今回の旅程初日の最後の山場ザイテングラードです。
正直そこまで厳しい道でもなかったというのが感想ですが、その時点で7時間以上歩いているので疲労感もありかなりしんどかったです(;・∀・)
前日にはここで滑落事故があったとも言われている場所なので気は抜けません。
とは言うものの、本当にしんどくて一歩一歩を少しづつ進めていくことしかできませんでした。
かなりゆっくりのペースで登って大体50分ほどかかり目的地である、奥穂高山荘に到着しました。
奥穂高山荘で宿泊
到着したのが14時30分ごろ。
6時前から登っているのでおよそ8時間半程かけて到着です。
よほど疲れていたのか、食事の時以外はずっと寝ていました(笑)
奥穂高山荘についてはこちらのページに詳しく書いています。
奥穂高山荘から山頂アタック:45分
午前3時半ごろに起きて45分ごろに出発しました。
まだ朝日が出ていない状態で周りは暗かったのですが、星空の綺麗さは本当になんとも言えないほどで目に焼き付けたいほどでした。
ゆっくり見たい気持ちを抑えつつ、山頂でのご来光を見るために登り始めました。
※この画像は明るい時間に撮影したのでしっかり見えますが、暗い時間だとヘッドライトがないと本当に怖いレベルなのでご来校目的で登られるならヘッドライトは必須です。
最初、奥穂高山荘から見えているところが山頂かと思っていたのですが、そういうわけではなくまだまだ先でした。
はしごだったりもあって比較的険しい道でしたが、前日にしっかりと寝られたのですんなりと登れました。
奥穂高岳の山頂の様子
到着した時はまだ暗かったので、少し明るくなってから撮った写真です。
雲海と太陽、空のコントラストが最高に綺麗でした。
個人的にベストショットはこれ。
これは本当に自分の目で見ないと伝わらないとは思うのですが、本当に感動的な景色でした。
見ている景色がまるで「嘘の世界なんじゃないか?」と思ってしまうレベル。
天候に恵まれたということもありますが、本当にご自身の目で見てもらいたいと本当に思います。
下山:8時間
帰りは途中で撮影をいっぱいしたり、涸沢ヒュッテ、横尾などでご飯を食べたりしたのでゆっくり下りました。
7時半に出て、最終的に到着したのは15時半ごろ。
行きと同じくらいかかってます。
意外と帰りの方が気持ちが楽になって景色を楽しんだりして降りれたのでゆっくりめでした。
奥穂高岳登山ルートまとめ
奥穂高岳登山でかかった時間はこのような感じ。
- 上高地〜明神:45分
- 明神から徳沢:35分
- 徳沢から横尾:45分
- 横尾から本谷橋:50分
- 本谷橋から涸沢ヒュッテ:80分
- 涸沢ヒュッテからザイテングラード:70分
- ザイテングラードから奥穂高山荘:50分
- 奥穂高山荘から山頂アタック:45分
合計で420分、休憩時間除くと上高地から7時間歩くことになります。
奥穂高岳登山してみての感想
富士山に1週間前に登って、そこからチャレンジしてみた奥穂高岳。
初心者には厳しい山かと思っていたのですが、なんとか登り切れました。
で、行ってみての感想は「行ってみてよかった」ということです。
正直今まで「山登りなんて・・・」ってスタンスで一切登る気がありませんでした。
しかし、富士山と奥穂高岳に登山してみて、普通にしていたら見れないような最高の景色を見れて最高でした。
山の魅力が少しわかった気がします。
最初は天候の加減や参加者の加減で中止しようかと考えていたのですが、本当に行ってみてよかった。
誘ってくれた友人にも本当に感謝しています。
もし、周りの人で気になっている人がいれば、「ぜひ登ってみて!」と普通におすすめできるレベルです。
今行ってみようか迷っているならぜひとも行ってみてください。
奥穂高岳登山に初心者が挑戦できるか?
奥穂高岳は登山初心者でも大丈夫か?と疑問でした。
でも実際に私はチャレンジしてみて登れたので、初心者でも一応は登れるかと思います。
どれくらい初心者かというと、前回に登った富士山以外は登山らしい登山はしたことがないレベルでした。
確かにしんどかったですけど、無理ってほどではないレベルかな?という感じです。
特に今回の場合は一泊二日のスケジュールで行ったので、若干初日がしんどかった。
でも見ている限り大体涸沢ヒュッテに宿泊して2泊3日の予定で登山している人が多かったし、実際それくらいだと山の景色を楽しみながらも登山できるだろうなぁという印象でした!
また他の人も60代らしき人たちも登っていたので、そこまで二泊三日であれば初心者でもそこまでしんどくないレベルで登山は可能だと私は思います!
奥穂高岳登山は日帰りでできる?
最初、奥穂高岳に登る前に行けないか?と考えてみて事前に調べてみて + 登ってみた印象ですが、日帰りはかなり厳しい気がします。。。
行けるとしたら登山者の中でもハイペースで登って休憩時間もほとんどなしで、ギリギリなんじゃないか?という感じ。
上高地までのバスの最速が5時半ごろ到着、最終出発が18時となっていたのでバスで行くなら約12時間(片道6時間)で往復できれば行ける計算になります。
が、実際私はスタートから6時間で行けたのはだいたい涸沢ヒュッテ辺りまで。
他の人に抜かれることなく行ってのペースでこれなので、よほど早くないと厳しそう。。。
涸沢ヒュッテまでの往復で良ければそれでも結構なペースで登らないと無理そうです。
ということで個人的に日帰りで奥穂高岳に登山は厳しいと思っています。
奥穂高岳登山にヘルメットは必要か?
奥穂高岳に登るならヘルメットは安全の為につけるのが良いと思います。
(今回、私は無しでしたが・・・)
理由はザイテングラードと山頂アタックの時は岩場で落石の危険性が高いからです。
こんな風になっています。
※ザイテングラード
※山頂アタック
自分が落ちた時の対策でヘルメットというのもあるのですが、なによりも怖いのが落石。
自分ではない人が足場の岩を落としてしまった場合に頭を守るためにはやっぱり必須。
平たい場所であればすぐに逃げられるかもしれませんが、この2箇所の場合そんなすぐに逃げられる場所にいない可能性が高いです。
いくら自分が大丈夫と思っていても、他人の落石まではコントロール出来ないですからね(;・∀・)
ということで自分の命は自分で守るということで、ヘルメットは必須だと思います。